勤務先でJIS X 8341-3:2010に基づく試験をした話

ちょうど今、東京では「アクセシビリティやるぞ!夏祭り」で盛り上がっていることと思います。元勤務先の新オフィスに伺ってみたいのもあってとても参加したかったのですが、さすがに平日の夜東京に行くのは難しい...。というわけで、家でこの文章を書いています。

さて、予期せずウェブアクセシビリティ基盤委員会さま(以下WAICと表記する)のTwitterのつぶやきでみなさんに知られる事となったのですが、昨日勤務先のサイトにウェブアクセシビリティ方針と試験結果を公開しました。

勤務先のプロフィールに書いている通り、僕は2004年の「Macromedia Webアクセシビリティセミナー」がきっかけでアクセシビリティ(とWeb標準)に興味を持ち、以来研究と案件で書くコードに成果を反映するなどをしてきました。ただ、試験だけは実務経験が無いことから自信が無い、その上僕は基本マイナス思考な性格なので、実はひっそりとアップして黙っているつもりでいました。(普通だったら速攻ブログとか書いてるかな。でも積極的に言うことでもないか...。)

というわけで、なぜアクセシビリティの試験結果(JIS X 8341-3:2010に基づく試験結果)表示をしたか、についてお話ししてみようかと思います。ちなみに会社のブログに書くか迷ったのですが、このブログの方が本音を書きやすい気がしましたので。

結論を書くと、本当にアクセシブルなサイトを作ろうとしているのか?、また自社のサイトはアクセシブルなのか?、という問いに答えるためには、試験をした上で結果を公開するのが最善ではないだろうか、と考えたからです。その考えは、試験の途中で調べごとをしている中で「JIS X 8341-3:2010 達成基準7.2.4.1を満たす条件に関する意見募集の結果について」の意見3の心理面に対するWAICの回答を読んで自信を持ちました。その他には何も思わなかったです。サービスのところでアクセシビリティに取り組むと書いているにも関わらず方針も試験結果も公開していなかったので、早く公開しなければというプレッシャーを日々感じていました。

以前、母校(地元)のOB会で大先輩に「Webサイト作ったらなんぼ売り上げが上るん? (※備後弁で。昔は商業の学校だったのでその辺キビシイ。)」とご質問を頂いたことがあるのですが、それと同じように「自分とこ(勤務先)のサイト、アクセシビリティっていうのが良いわけなんか?」とご質問を頂いても、これからは端的に答えることができそうです。

試験に当たっては、WAICに掲載されている「JIS X 8341-3:2010 試験実施ガイドライン」などを読んだのですが、先に書いたとおり試験の実務経験がまだ無かったので、正直難しいなと感じました。同じくWAICに掲載されている「WCAG 2.0 解説書」や「WCAG 2.0 実装方法集」と向き合う2日間でした。ですが、試験を実施してみて課題が見つかりましたし、実装方法についても知識を深めることができました。これからも適切に結果が判定できるよう、理解を深めていきたいと考えています。また、試験結果に万一誤りがあったならば、可能な限り早く修正したいと考えています。

公開した後で僕もふと思ったのと、WebA11y.jp[エーイレブンワイ](株式会社インフォアクシアさま)がつぶやかれていたのですが、試験結果を公開しているWeb制作会社さんは珍しいかもしれないですね。

あとは、先日も書いた通り、「フロントエンダーだけ頑張っても駄目」なので、多くの人にアクセシビリティについて知ってもらえたら、と考えています。広島のみなさんは秋にウェブタッチで。

追伸:アクセシビリティやるぞ!夏祭りのお話、聞かせて下さいね。

この記事のタグ